もともとギタレレのチューニングはギターの4度上(5カポ相当)になっていて、まあその覚悟で買ったのだけれど、弾き語りはもとのキーでやりたいのが人情。ネットで見てもギターチューニングで弾いてる人も多いし。というので全弦4度びよーんと下げてみた。
すると、まあ弾けないことはないのだけれど、弦のテンションはゆるゆるなのでべんべろべんべろと間が抜けた音だし、心にもないところでチョーキングしてしまったりでどうにもよろしくない。 なにかいい考え(世界一硬い弦とか)はないかと検索してみれば、世の中にはまあ頭のいい人がいるもので、こんなやり方を知った。その通りに6弦から2弦を1本ずつずらして5~1弦として張り、6弦にはダダリオのExtra hard。 これはなかなか。格段に音も大きくなるし、高音弦の鳴りもクリアだ(ややウクレレっぽい響きだけど)。これならミニミニギターとして大いに使えるではないか。くるしゅうない。 (さらに紹介されている、2弦の代わりに4弦を2本張るというのもやってみました。確かに音はさらに大きくクリアになるのだが、ネック断面の形のためかセーハすると2弦の押さえが不十分になってコードがきれいに弾けなくなり、残念ながら元に戻した) もっとも、フレットが普通のギターより格段に狭いので、どうやっても指が入りきれなくて押さえられないコードとか出てきたりしますが(6弦ルートのm7(b5)とか、オクターブ上げないとダメ)、なによりこのハンディさは革新的。朝起きて寝床で1曲、めし食って1曲、トイレでも一曲、おやすみ前にあと2曲と、ギタラがつねに手元にある暮らしを体現できます。外ギターとしても便利そうだし。 今日の一枚 Kestrel / Kestrel プログレ造りだが随所でキャッチーなポップセンス。そのプロ/ポプ比率はキャラヴァンと同じぐらいですが、プログレ部ポップ部ともにキャラヴァンよか格段にセンスよい。 でもキャラヴァンがあれだけそれなりに売れたのに、このバンドはリーダーがデヴィッド・ボウイのバンドに引き抜かれたためこの一枚ではかなく消えた。残りのメンバーはさぞかし無念であったことでしょう。メロトロンも持ってたのに。 一音一音すべてに70年代英国のニオイが染み付いていて、好き者にはたまりません。くんかくんか。
by mellow-yallow
| 2008-06-26 21:17
| ボサノヴァ活動
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